勘違いこそが人生を一変させるw
それまで単気筒のネイキッドバイクをずっと乗り継いできたが29歳の時、人生初の4気筒Kawasakiの「GPZ400R」に跨った。フルカウルのマシーンと共に過ごしたのは後にも先にもこれ一台だったし、体型的にも革ツナギを着て走れたのはこれが最初で最後だったw
80年代前半から続いてきたレーサーレプリカ全盛の時代に、そうした流行りとは一線を画すようにGPZ400Rは登場した。それに対する市場の反応は2年連続年間ベストセラー獲得という栄誉であった。ライダーが求めるのは、単純な「速さ」だけではないということの証でもあった。
レーサーレプリカ全盛であったが故にマシーンの軽量化が進んでいくなかで176kgと400ccにしては車重が重かった。しかし重いだけのツアラーかといえば決してそうではなく、Kawasakiにとってはクラス初の水冷DOHC4バルブエンジンを搭載したマシーンだった。最高出力は自主規制上限の59ps、最大トルクは3.6kg-mと、パワーもトルクも共にトップレベルのものだった。
このマシーンに跨って四国巡りのロングツーリングをしたが1週間走っても疲労を感じることはなかった。佐田岬の先端までの長いタイトコーナーの連続を走っていた時は、どれだけバンクさせても転倒する不安を感じることはなかった。そこそこのスピードで最後まで走りきった時は、思わず自分の腕に惚れ込んだほどだ。まあ結局はGPZ400Rの・・・
ポテンシャルが高かっただけ
決して自分の腕が上がった訳ではなし、これに勘違いしなかったお陰で、オレは今日まで無事に走ってこれたwww
このマシーンの最大の欠点は伝送系の部品が脆弱だった事だ。雨の中の走行や洗車するたびにヒューズが飛んでしまうのだ。原因が最後まで分からず、ヒューズをたくさん用意しながらツーリングしなければならなかった。それでもポテンシャルの高さがはるかに上回るのでまったく苦にならなかったw
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