人間の密かな欲望をバイクテクニックによって具現化するという試み

社会人に成り立ての頃、会社所有だったヤマハのスクーター「JOG」に跨って、クライアントへ版下をお届けしに良くのが、オレみたいな新人の仕事だった。渋滞する東京の道をスイスイすり抜けながら走るのにスクーターはちょうど良かったが、それでも火花を散らすほどバイクを寝かせることはなかったw
しかるに、映画『TAXI』のオープニングだ。主人公ダニエルがピザ屋のスクーターで街を爆走するシーンが凄すぎるのだ。あまりの凄さに何度も繰り返し観てしまうほど。このオープニングだけでもうお腹いっぱいw スクーターはそもそもバンク角が浅いんで良くステップを擦るものなのだが、この映画では花火でも仕込んでいるのかってぐらいガガガっと音をたてながらパチパチ火花が散っていた。派手なカースタントもいいけれど、こうしたスクーターによる珍しいスタントアクションも地味ながらとても味わい深い趣きだw
さてこのスクーター、一見するとHONDAの「リード」に良く似ているのだが、これはプジョーの「SV50」と呼ばれたバイク。と言うか、そもそも50ccのバイクを作る技術のなかったプジョーが、HONDAに協力を求めたもの。つまり、フレームやエンジンをHONDAに供給してもらいながら、カウルやテールランプなどの外装キットをプジョー側がデザインすることでプジョー「SV50」という名のバイクを製造し販売していたようだ。

バイク★チョイノリ

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