もしかしたら全てにおいて正しい必要はないかもしれないね
映画『ターミネーター2』といえば、ジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズが歌う「Bad To The Bone」を紹介したばかりだが実はこの映画にはもうひとネタあったw
前半、バイクによる激しいチェイスシーンの中でサラの息子ジョン・コナーがオフロードバイクに乗って逃走するシーンだ。
ジョン・コナーが乗っていたバイクはホンダのオフロード競技入門用で「XR100R」と呼ばれたバイクだ。フォークブーツもタンクも赤い色だったので、おそらく1988年~1990年に発売されたもの。日本では公道を走れない競技用だが、ようやく1990年から発売が開始されたバイクだ。排気量はわずかに100ccで本来は4ストロークのエンジンであるはずなのだが、映画『ランボー』の時と同様に・・・
2ストの排気音なのだw
スタッフがあまりバイクに詳しくなかったという可能性も、まるっきり否定はできないが映画『ランボー』から9年も経っていることを考えれば、これは演出上あえて2ストのエンジン音で迫力を持たせたかった可能性も考えられる。それにしても演出とは言えハリウッドも相当無茶をするww
映画におけるこうした無茶なバイクアクションは無数にある。例えば、アーノルド・シュワルツネッガー主演の映画『ゴリラ』では、本来ハーレーであるはずのハイウェイパトロールが何故かブロックパターンのタイヤを履いたオフロード車でバイクアクションをこなしていたり、先に紹介した映画『大脱走』のバイクアクションでも、本来はかなり重いBMWであるはずなのに軽量で取り回しの楽なトライアンフを使っていたりする。それだけバイクアクションは危険で難しいシーンであるということ。別にこうして映画の粗探しをするのが好きって訳じゃないんだけど・・・
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