ライダーはなぜ⑤ ピースサインを送り合うのか?

我々のような昭和のライダーにとっては「ピースサイン」だが、YouTube世代のライダーたちにとっては「YAEH!」(ヤエー)と呼ばれる、お互いのバイクがすれ違う際にする挨拶のようなサインがある。呼び方は違えど、ライダー同士の挨拶であることに変わりはない。なぜ見ず知らずのライダー同士がサインを送りあうのだろうか?そのたありを今日は考察してみたいと思う。
挨拶と言ってもライダーによって、その表現も実に様々だ。昭和のライダーは自己表現が苦手なのか控えめなVサインを送ることが多い。もともとは旅の途中ですれ違う者同士、お互いの無事を祈る意味でだすサインがピースサインの由来だった。しかし、アメリカから入ってきたヤエーは実にバリエーションが豊富で、その表現の仕方も人それぞれだ。手を降るだけのヤエーから始まり、走行中に立ち上がって手を降る者や両手をハンドルから離してピースサインを送る者までいる。まだ遭遇してはいないが、中にはウィリーしながらピースサインを送る強者もいるらしい。
エスカレートしていく一方のド派手なサインは一見するとバカっぽくも感じられてしまうのだが、この命がけのサインの裏側にはライダーたちの隠された「メッセージ」があるのをご存知だろうか?
世の中、お金は貯まらないのにストレスは溜まる一方だ。ちっとも理解してくれないクソ上司との日頃のテレワークに疲れ果て、さらに後輩社員との世代間ギャップに悩まされ、とどめは家族との時間を無理を押してやりくりしたのにちっとも感謝もされない。そんな決して「ピース」な状況でもないのにも関わらずバイクに乗るのだから、せめてすれ違う時だけはお互いの奮闘ぶりを讃え合おうじゃないかと送り合う・・・

悲哀のサインでもあるのだw

初めてすれ違うライダーが、恥ずかしげもなく自らの「悲哀」をさらけ出すのだから、やはりここは礼儀として、こちらも人生まるごと暴露するような勢いで望むべきであろうw

バイク★チョイノリ

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