ライダーはなぜ② 帽子を被るのか?
ハイ、昔からそういう「しきたり」や「流儀」があるからなんですね。いや嘘です。これは間違いなく高齢化が進んでいくであろうライダーのみなさんたちにとって、偽らざる問題かもしれないので、ちょっとだけ考察してみたいと思います。
一般的にはヘルメットを脱いで約5秒以内でさり気なくキャップを被れば、ほぼバレることはありません。しかし、タンクバックの中を探し始めるなど、手間取る時間が長くなれば長くなるほどバレる確率は高まっていくことが予想されます。何がって?そりゃ薄毛やハゲかけた頭ですよ。ごく稀にファッションでキャップを被る人もいますが、大抵は薄毛がバレてしまうことを怖がるあまり5秒以内でキャップを被ろうとします。ではいったい・・
ライダーはなぜ薄毛がバレるのを恐れているのか?
これはライダーに限らず、日本の現代社会において、特に若い男性たちは「薄毛は決して歓迎されるべき事態ではない」と思い込んでいる人が多いからです。実際のところ薄毛であるからといった理由だけで動物的に何か不利益を被っているかと言えば決してそんなことはありません。しかしながら「歓迎されていない」という極度の思い込みが、不用意に恐怖を駆り立ててしまっているのです。
薄毛は薄毛を知る
またもうひとつ厄介なのが、本来いたわるべき相手のはずの薄毛の人を目撃した際に湧き上がる「あっ、負けてない」あるいは「あっ、勝ってる」と言った優越感です。何故なら、やがて相手に対し「大変失礼なことを思ってしまった」という罪の意識に責め苛まれてしまうからです。そうした罪悪感から解放される為には、それなら「いっそのこと彼らと一緒に」いや「彼ら以上にハゲてやろう」といった自己肯定感を持つことが大切です。
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