バイクのいま

2019年に初めてXSR700に跨った際に驚いたのは、そのシート高の高さだった。見た目はかなりコンパクトそうだが、跨ると足付き性が非常に悪い。シート高は835mmで175cmのオレの踵が辛うじて地面に届く程度。昔のバイクなら跨ると膝が余裕で曲がり、地面を踏ん張ることさえできた。
ミドルクラス(750cc)以上の排気量のバイクも昔は国内需要だけで充分に営業利益を確保できるほど売れていた。しかし、今や海外需要に頼らないと経営さえ成り立たなくなってしまった。つまり、どのバイクメーカーも一番売れてるヨーロッパ市場抜きには語れなくなってしまったのだ。結局、シート高が高くなってしまったのは、そうした市場のマーケットニーズに合わせざるを得ないからだ。
もうひとつ理由があるとすれば、昔のヨーロッパの二輪設計の考え方が今でも残っているからではないかと推測している。以前の設計思想では、重心を高くすると旋回性などの運動性能が増し、さらにハンドリングで安定させやすくなるという考え方があった。国内のバイクメーカーがヨーロッパ市場向けに設計すると、結果的に何も考えずにシート高が高いままで決まってしまうからなんじゃないかと思っている。ただねぇ、テクノロジーがこれだけ進化しているんだから、せめて信号で停車した時ぐらいは自動で車体が低くなるとか、ほんの少しでいいから・・・

日本人の足の長さを考えてくれよ!

と、切に思うw

バイク★チョイノリ

🛵 BMW R nine T Scrambler 🛵 仙台市内からチョイノリで楽しめる場所を紹介 景色や食べ物など思いつくまま徒然に あと、無性に好きなものについて

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